日本の政治家があまりにひどすぎる「3つの理由」 ワクチン接種で考えざるをえない「深刻な問題」

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振り返れば、マスクを国民に配るという発想もほとんど効果がなさそうだということはうすうすわかっていたし、病床がひっ迫するのもわかっていたはずだ。だが、ワクチンの準備では、英米を中心とした各国では、あれだけ死者が激増して政府もパニック状態になっていたにもかかわらず、ワクチン接種の段階になったときの準備を着々と進めていた。

なのに、日本は「Go To」などをやって、ワクチン接種の準備は遅れに遅れ、役に立たないような準備ばかりをしていたことになる。

政治家が愚かである「3つの仮説」

政治家はやっぱり馬鹿なのか?

という疑問が出てくるのは当然だろう。恐ろしいのは、私ですら疑問にとどめているのに、国民の多く、特に若年層にとっては、それは疑問ではなく、結論である。いや結論どころか、常識、空気になっている。大前提となっているのである。

しかし、ここで改めて考えてみよう。本当に政治家は馬鹿なのか?

事実から行こう。一連の政治家の振る舞いは愚か(おろか)である。これは動かしがたい。では、次に「なぜ愚か」なのか? 3つの仮説がある。

(仮説1)愚かな人が政治家になっているから
(仮説2)政治家になると愚かになってしまうから
(仮説3)政治家になると愚かに行動することになるから

仮説1については、さらに2つの仮説に分けられる。

仮説1-1 愚かな人が政治家になりたがる
仮説1-2 愚かな人が政治家に選ばれている

まず、仮説1は、政治家の能力、生まれつきの問題であるが、解決策は「愚かでない人」を政治家に選ぶことである。では、どうすれば愚かでない人を政治家に選ぶことができるだろうか?一般的には、それは民主主義であり、民主主義の徹底を追求することで実現することになっている。

しかし、現実はどうであろうか?

「民主主義とは何か」という問題は置いておき、普通選挙を徹底し、それを公正に行うということを追求することで、現実の世界はこれを実現しようとしてきたし、有識者の多くもそれを当然の大前提としている。

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