子どもの「ネガティブ発言」否定してはいけない訳 どんな声かけが強い心を育むことにつながるか
「なんでできないの? 」
「そうやってやる気がないからダメなんだ」
「そんなクヨクヨしないの! 」
「そうやってやる気がないからダメなんだ」
「そんなクヨクヨしないの! 」
“ストレスに弱い"“自信がない"“すぐあきらめる"――。子どもにそんな様子が見られると、ついついこんな言葉をかけてしまいがち。
逆境に負けず、心の強い子どもに育てるには、いま注目のキーワードである“レジリエンス(立ち直れる力、逆境を乗り越える力)"を鍛えることが必須です。そして、このレジリエンスは、子どもを批判したり、非難する言葉では育たないのです。
新著『子どもの心を強くする すごい声かけ』では、毎日の子どもへの声かけで、レジリエンスをはぐくむ秘訣が紹介されています。本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。
ネガティブ感情は否定しないで受け止める
親であれば、子どもにはいつでも明るく、幸せな気持ちでいてほしいと願うものです。そのために、ある日子どもが悲しみや怒りの気持ちを態度や言葉にあらわしてきたとき、ついついそれを否定するようなことを言ったり、子どもの気を紛らわそうとしたりしてしまいます。ときには、叱りつけてしまうことさえあるかもしれません。
しかし、実は困難や逆境に直面して、子どもがネガティブな感情を抱いたときこそ、強くしなやかな心を育てるうえで重要なターニングポイント。このときに、子どもが抱いたネガティブ感情を否定せず、親としてどう受け止め、どう声かけをするか?
それによって、その後の子どものレジリエンスに大きな差が生まれます。
では、このネガティブ感情をどう受け止め、どんな声かけをすれば心を強くはぐくむことにつながるのか、お伝えしていきましょう。
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