その「とっておきの魔法」のやり方は、とても簡単です。
②1回目は「ド」、2回目は「ミ」、3回目は「ソ」の音程で。とくに音階の正確性にこだわる必要はありませんが、段階的に上げてください。
③それとともに、声量も上げていきます。
④発した声を放射線の弧のように飛ばし、隣の山まで届かせるイメージをもちます。
⑤3回目のヤッホーの直後にその音程と音量を保ったまま、プレゼンの第一声を発します。
たったこれだけです。つまり、
といった具合です。
この練習は、声のエネルギーとテンションを上げることが目的です。
みなさんはどうしても1回目の「ヤッホー」の低いテンションで第一声を発してしまいがちです。聴衆のエネルギーレベルは、あなたのエネルギーレベルに比例します。元気のない、張りのない声では、聴衆を魅了することはできません。
もちろん本番では「ヤッホー」は心の中で唱える形になります。しかし、「何もせずにいきなり話しはじめる」のと、心の中で3回「ヤッホー」を唱え、「そのエネルギーを維持したまま話す」のでは、冒頭の印象が「劇的」に変わってくるのです。
「ヤッホー」で「『恥ずかしさ』の壁」が突破できる
この「ヤッホーの法則」がなぜ「効く」のか。それは「ただ声を大きく」「エネルギーを込めて」と言われても、どれぐらいの大きさで、どれぐらいの熱量を込めればいいかわからないわけですが、この法則だと、「ホップ・ステップ・ジャンプ」というように勢いをつけて、エネルギーを上げていけるからです。
走り幅跳びの助走や跳び箱の踏切板のように「声に弾みをつける」という感覚でしょうか。また、プレゼンなどでは、会場の最も遠くまで放物線上に声を届けてほしいわけですが、実際に「ヤッホー」と隣の山まで届かせようとする姿はイメージしやすいですよね。
「ヤッホー3回」で、「恥ずかしさ」という「重力の壁」を突破すれば、あとは、もう「無重力空間」で縦横無尽、「無敵」の話し手になれるはず。
だまされたと思って、「世界最高の話し方」スキルの1つ「ヤッホーの法則」ぜひ、お試しください!
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