3つめは「『滑らかさ』よりも『自分の言葉』」を話すことです。
立て板に水で「上手に話すことを目指す必要はない」のです。原稿を用意して、そのまま読み上げるより、「自分の言葉で、思いを込めて、話す」ほうが伝わりやすいものです。
政治家のスピーチが心に響かないのは、かしこまった書き言葉の原稿をそのまま読んでしまうから。「自分の思いをほとばしらせる話し方」のほうが聞き手はよほど、引き込まれるものです。
「ヤッホーの法則」はさまざまな場面で応用できる
「いやいや、そんなことわかっている……」と思われた方も多いかもしれませんが、実際、頭でわかっていても実践するのはなかなか難しいものですよね。
とくに日本人は、あまり表情を出さず、「一本調子で、棒読み調の話し方」をする人が、世界の中で最も多いかもしれない人たちです。
現実問題として、私のこれまでの「生徒」のほとんどが、「男は黙って」「以心伝心」道を歩んで数十年という「おじさまたち」で、その鉄壁の「鎧」を外し、抑揚を込めて話すなどという経験がまったくない人たちばかりでした。
では、そういった人たちが、どうやって言葉に思いや熱量を乗せていくことができるようになるのか。
さんざん考えた揚げ句、思いついたのが、冒頭にちらっと紹介した「ヤッホーの法則」でした。プレゼンや挨拶のオープニングでも使えますし、「リモート会議」や「普通に誰かと会って話す際」の冒頭でも使えます。
「恥ずかしい」という「殻」を破り、聴衆や話し相手との共感をつくることのできる一挙両得のスゴ技です。実際に試してみると、100人中99人がその「即効性」を実感していただける、とっておきの魔法です。
さっそく、その「奥義」をお教えしましょう。
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