海外留学できぬ学生救う「国内留学」の濃い中身

オンラインとリアルを組み合わせた英語体験

英語研修施設「ブリティッシュヒルズ」のマナーハウス(写真:佐野学園)

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外留学が中止となり始めてから約1年が経過しました。ようやく日本でもワクチン接種が開始されましたが、個人手配の留学をする学生がいても、大学の派遣留学が完全復活するのはまだ先になりそうです。

そんな中、大学や事業者はテクノロジーを使った留学や研修プログラムを開発し、海外に行けない学生の要望になんとかして応えようとしています。オンライン留学に関しては以前の記事でもご紹介しましたが、同じくいま注目されているのが「国内留学」です。

英語だけで生活する「英語村」の進化型や、地域創生をテーマにした「海外インターンシップの国内版」など、従来のものから著しく進化しているのです。今回はコロナ禍での国内留学の新しい動きをご紹介します。

「ブリティッシュヒルズ」の取り組み

福島県・大川羽鳥県立自然公園の森の中に「ブリティッシュヒルズ」という英語の研修施設があるのをご存じでしょうか。東京からだと東北新幹線に乗り、新白河駅から車で40分のところに位置しています。7万3000坪、東京ドーム約5個分の広大な敷地には、英国荘園領主の館や、中世英国の建築様式のゲストハウスがあり、まるでハリーポッターの映画の中にいるような世界が広がっています。

同施設の運営母体は、学校法人佐野学園 神田外語グループです。コロナ禍での国際教育の取り組みや、「ブリティッシュヒルズ」の活用状況について、同グループ理事長の佐野元泰氏と神田外語大学の副学長である金口恭久氏に話を伺いました。

神田外語大学は昨年3月に、オンライン授業への切り替えを決定。授業のスタートを1カ月間延期して、教員のオンライン授業のトレーニングを実施しました。非常勤講師も含めた全員にオンラインでの教え方、教育のゴール設定などを確認できた点は「今から振り返るとよかったのでは」と佐野氏は言います。さらにオンライン授業の切り替えに際しては、外国人の先生の意見やアドバイスが重要な役割を果たしたそうです。

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