今シーズンの冬がとてつもなく「寒い」根本理由

寒波や大雪、2月になれば少しはマシになる?

やけに寒いと感じる今シーズンの冬。2月以降も寒いのか(写真:ramustagram/PIXTA)

今シーズンの年末年始はやけに寒い! 雪が多い! そう思いませんか? それは気のせいではありません。

(出所:気象庁ホームページ)

上にある、気温の平年差を示した図を見るとわかるとおり、2020年の12月中旬から2021年の1月上旬にかけては全国的に平年以下の気温の日が多かったことがわかります。やはり、今年の年末年始は寒かったのです。

今シーズンは降雪量も多かった

雪も多いです。今シーズンは2020年12月16日から約2日間、大雪などが原因で、関越自動車道で立ち往生が発生し、ピーク時には約2000台が巻き込まれる惨事となりました。交通のトラブルはこれだけにとどまらず、2021年の1月10日にはやはり大雪によって北陸自動車道で約1500台が立ち往生しました。

実際に今シーズンの冬は降雪量が多かったようです。2021年1月15日に気象庁から発表された「令和2年12月中旬以降の大雪と低温の要因と今後の見通し」によると、2020年12月14日~2021年1月11日の期間において、72時間降雪量は東北地方や北陸地方を中心とした19地点で「観測史上初」の記録を更新しています。この期間の最深の積雪量も新潟県や富山県、石川県の平野部では平年の2倍を超えたところもありました。

さらに、めったに雪の降らない地方でも雪が降りました。2021年1月9日から10日にかけては鹿児島県鹿児島市で雪が降り、最大で3cmの積雪を記録しました。これは2018年以来3年ぶりのことですが、2018年2月の鹿児島市の最深積雪深は1cmなので、やはり今年の雪はすごいのだということがわかります。

なぜこんなにも寒く、雪の量が多かったのでしょうか。それについても、上述の「大雪と低温の要因と今後の見通し」に分析結果が掲載されています。

まず、今シーズンの冬は西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすい状態が続いたからだということでした。西高東低の冬型の気圧配置とは、冬になるとシベリアに高気圧が、日本の東の海上に低気圧が存在している状態のことをいいます。高気圧からは低気圧に向かって風が吹きます。

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