電通やタニタ導入「社員の個人事業主化」の死角 働き方を自分で決められる一方、デメリットも
ここまで解説をしてきましたが、ほぼデメリットと感じることがほとんどであったと思います。しかし、それを上回る価値を見出す方もいます。仕事の時間、場所、量、価格、諾否は自分で決めることができます。自分次第で大きく収入が増やすこともあるし、好きな仕事だけをチョイスし、気持ちにゆとりを持った働き方も可能です。
また、人生100年時代といわれていますが、現在の制度では65歳で現役を引退せざるをえない方も多いのではないでしょうか。引退後の100歳までの35年間に経済的不安を覚えている方にとっては、フリーランスとなり、生涯にわたって働ける環境を65歳よりももっと若い時から準備することができることもメリットといってもよいでしょう。
会社とのかかわりを持ちつつ独立できる
何よりも社内フリーランスのメリットとしては、会社とのかかわりを持ちつつ独立をすることができることです。「いきなり退職して起業するのは怖い」といった不安は軽減されるでしょう。
また、自分だけではなく、同じように社内フリーランスの選択をした仲間がいると心強いということもあります。そして、その仲間とお互いに協力してやれるという心的な安心感も大きなメリットでしょう。
ここまで社会保険労務士の目線でデメリット、メリットをあげさせていただきました。もちろん、これ以外の要素は多くあるとは思いますが、今後の人生の分岐点の判断材料として参考にしてください。
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