某ファミレス「人気ピザ」とチーズの裏側

日本人だけが喜んで「ニセモノチーズ」を食べている

チーズには「ナチュラルチーズ」「プロセスチーズ」「チーズフード」の3種類ある

N君:ピザにのっているチーズが「ニセモノチーズ」ということですが、それってどういうことですか?

河岸:そもそも、日本人がよく食べるチーズには3種類あるの。それは知っている?

N君:「カマンベールチーズ」とかですか……?

河岸:それは「ナチュラルチーズ」の種類の話。それ以前の、もっと大きな括りで。

N君:いえ、全然知らないです……。

河岸:日本で売っているチーズは、大きく分けて「ナチュラルチーズ」「プロセスチーズ」「チーズフード」の3種類あるの。「ナチュラルチーズ」というのは、本来のチーズの作り方で作ったもの。原料は「生乳」と「食塩」。

N君:確かに「ナチュラルチーズ」のラベルを見ると、原材料に「生乳、食塩」と書いてありますね。

河岸:でも、「ナチュラルチーズ」は乳酸菌が生きているから、熟成とともに味も変わるし、食べ頃も変わる。何よりコストがかかるから値段が高い。

N君:それで、「プロセスチーズ」が出てくるわけですか。

河岸:そう。「プロセスチーズ」は複数の「ナチュラルチーズ」を混ぜ、加熱して発酵を止めて、「乳化剤」「安定剤」などを使用して食感を安定させたもの。

N君:ホントだ……。「プロセスチーズ」は、原材料を見ると「ナチュラルチーズ、乳化剤」となっていますね。

河岸:日本では、チーズといえば「プロセスチーズ」が一般的。大人気のスライスチーズだって「プロセスチーズ」だからね。

N君:なぜ日本では「プロセスチーズ」が一般的なのですか?

河岸:「プロセスチーズ」は「ナチュラルチーズ」よりもくせがなく、保存も利き、状態が安定していて、便利。そして何より安いから。「プロセスチーズ」はもともと、「ナチュラルチーズ」になじみのなかった日本人の口に合うということで広まったけど、いつしかチーズといえば「プロセスチーズ」を指すようになったの。

次ページニセモノチーズと呼ばれる「チーズフード」の正体は?
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