永守社長が狙うのはロボットか、EVか? 日本電産が株主総会で明かしたモーター後の姿

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「完成品分野に進出するにしても、他社と似たモノを作っては意味がない。日本電産らしい完成品とは何か」(記者)。

 「キーコンポーネントを大量に使う分野が一番いい。ロボットもその分野の一つだ。(ロボットの)キーコンポーネントは、モーターと制御。われわれはロボット分野の最先端を行くべき会社である」(永守社長)。

その前にロボット市場への期待に関する質問が出ていたため、たまたまロボットを例に出しただけかもしれない。またロボットといっても、領域が広く、対象もあいまいだ。しかし、モーター分野でM&Aを重ね、世界首位の総合モーターメーカーとなった日本電産にとって、「モーターの塊」と言われるロボットの市販は想像できる話ではある。ソフトバンクのように、いずれ日本電産が自社ブランドのロボットを売り出す日が来るかもしれない。

 もう一つ「モーターの塊」といわれるのが電気自動車(EV)だ。同社内からは、「いずれNidec(日本電産)ブランドのクルマが売られる日が来るかもしれない」といった臆測も飛び交う。

いずれにしろ、答えは永守社長の頭の中にある。日本電産は将来、どんな消費者向け商品を作るのだろうか。

許斐 健太 『会社四季報 業界地図』 編集長

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このみ けんた / Kenta Konomi

慶応義塾大学卒業後、PHP研究所を経て東洋経済新報社に入社。電機業界担当記者や『業界地図』編集長を経て、『週刊東洋経済』副編集長として『「食える子」を育てる』『ライフ・シフト実践編』などを担当。2021年秋リリースの「業界地図デジタル」プロジェクトマネジャー、2022年秋より「業界地図」編集長を兼務。

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