5Gを使って、ゴルフにとって何ができるかを考えるために、ゴルフ場でできそうなことを開発したソリューションを、実際に日本CCのコース内に展示して見せてくれた。どんなものがあったのか、体験や見た感想を含めていくつか紹介する。
ティーイングエリアなどに8Kカメラを置き、ショットを撮影する。クラブハウスでそのショットを見たり、撮影された映像を切り取ってアップにしてタブレットなどで視聴できたりする。
映像は3台のカメラを使ってそれぞれ違う角度から撮影しており、自分の好きなアングルから見られる。確かに8Kだけあってきれいだ。8Kカメラは1台30万~40万円ほどという。スイングチェックにはいい。
カートに置いたタブレットやクラブハウスで、ほかの組の様子を見ることができる。後でドラコンやニアピンのホールの確認もできる。
コンペではほかの組の様子は気になるところ。カートでライバルの様子を見ながらプレーすれば盛り上がるかもしれない。撮影に使用するカメラは市販品。
コースをスキャナーで数センチの誤差で正確に計測し、CGによるデジタルツイン化。クラブハウス内でVRヘッドセットを着用、コースの様子を視聴できる
ゴーグルをつけてみたら、確かにコースがリアルに再現されていた。視点を動かすと360度見渡せる。スタート前のシミュレーションに、ということだが、プレーの役に立つかはわからない。半径350メートルをスキャンする計測機器は1000万円ほどするという。シミュレーションゴルフなどへの応用はできそうだ。
MLMという機器のドップラーレーダーでボールを追尾し、iPhone、iPadの高性能カメラで撮影してデータ解析する
よくテレビのゴルフ中継でショットを打つとその弾道が線で表示されるが、それを自分のショットでも見られる。飛距離やヘッドスピードなどのデータも測定して、後で確認もできる。MLMは6万円台からあるそうで、それにiPhone、iPadをつなぐ。
カメラ2台でスイングを撮影するとAIが分析、骨格の動きの映像が見られる
自分のスイングと、理想的なプロのスイングと比較して点数も出る。自分のスイングの癖や、どこを直していけばいいかなどがわかり、レッスンに使えそうだ。カメラは市販品。
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