「今年プロゴルファー誕生100年」の奥深い歴史 基礎を駆け足で作り上げた福井覚治の功績

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日本のプロゴルファー第1号で殿堂入りしている福井覚治(画像は日本プロゴルフ殿堂HPより)

今年、2020年が「プロゴルファー誕生100周年」の記念すべき年だったというのはご存じだろうか。

コロナ禍もあるだろうが、ゴルフ界ではほとんどPRされなかった。シニアツアーで8月に「プロゴルファー誕生100周年記念 ISPS HANDA コロナに喝! シニアトーナメント」と冠された大会が実施されたぐらい。ゴルフ用品業界などもほぼ反応をしていないので、ゴルフをする人でも知らない方が数多くいるだろう。

1920年(大正9年)10月に、福井覚治(ふくい・かくじ)が日本で7番目に新設された兵庫県の舞子カンツリー倶楽部(舞子CC、現・垂水ゴルフ倶楽部)に「プロ」として所属したのが、日本でのプロゴルファーの始まりとなっている。

ゴルフ業界でも知らない人が多い

野球やサッカーだったら、こうした「記念日」や「区切りの記録」を大切にする。メディアも「球団創立50周年」「早慶戦100周年」「プロ野球通算10万号本塁打」「Jリーグ通算1万ゴール」といった具合に報じる。

残念ながらゴルフ業界でも知らない人が多い。「今年でプロゴルファー誕生100年」というと「そうなんですか」という答えが何度も返ってきた。

コロナ禍で初めての秋開催になったメジャー大会「マスターズ」が先日終了した。1934年に始まったこの大会は、歴代優勝者に敬意を払い、創始したボビー・ジョーンズの思いを守ってきている。歴史を大事にしなければ、自分たちの歴史を知らなければ、未来がちょっと不安だ。

ゴルフの歴史は野球や大相撲ほど知られていない。メディアを含めた業界の問題でもある。福井の功績を通して、100年前のゴルフを紹介したい。

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