東洋経済では、全国の市を対象に「住みよさランキング」を毎年公表している。このほど最新結果がまとまったので、上位50都市を紹介する(全都市のランキングは、『都市データパック2014年版』に掲載)。
「住みよさランキング」は、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ “都市力” を、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。今回の対象は、2014年6月16日現在の791都市(全国790市と東京区部全体)で、今回が21回目となる(2011年は東日本大震災により非公表)。
「保育所定員数」を新たに算出指標として採用
今回のランキング算出にあたって、昨年から大きな変更点がある。「安心度」の項目に育児関連の指標として、待機児童数を調整した「0~4歳人口当たりの保育所定員数」を追加した。
昨今、子どもを保育所に預けたくても預けられず、職場復帰や仕事と育児の両立を断念したり、認可・資格のない施設やベビーシッターなどに子どもを預けトラブルになったりという例が相次いでいる。安心して子育てと仕事を両立できる環境は、「住みよさ」の重要な要素であると判断した。
この指標追加により算出に用いた指標は15となった。5つの観点と採用15指標、評価方法についての詳細は5ページに記した。
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