21年丑年相場の鍵握る、謎の数字「1911」の正体

コロナに明け暮れた2020年の相場を振り返る

東洋経済新報社の記者・編集者が、SBI証券のチーフストラテジストの北野一氏とともにマーケットを展望する月1回の動画連載「Monthly TREND REPORT」。第12回後編のテーマは、「コロナに明け暮れた2020年相場と2021年相場のカギを握る『謎』の数字」について。東洋経済新報社の福井純記者が解説します(詳しくは動画をご覧ください)。
前編:新型コロナの致死率低下による株高は限界だ

 

2020年の相場を改めて振り返ってみよう。年初の時点では新型コロナウイルスがここまで世界に深刻な影響を与えると考えていた人は多くなかったはずだ。ウイルスは人々を恐怖に陥れ、日経平均株価は3月に1万6358円の年初来安値(ザラ場安値)をつけた。

上の画像をクリックするとSBI証券「Monthly TREND REPORT」のページにジャンプします

だがもっと驚いたのは、むしろその後だ。コロナ禍が続くなか株価は急回復。足元ではアメリカの製薬会社などが開発したコロナワクチンによる経済回復への期待が先行、まさに「いいとこ取り」の相場になっている。

一方で株価は大きな節目にさしかかったとも言えそうだ。テクニカル分析で「フィボナッチ・レシオ」と呼ばれる「1対0.618」の数字を当てはめてみると、日経平均株価は史上最高値である1989年12月の3万8915円と、2009年3月につけた平成バブル後の最安値7054円(いずれも終値)との差3万1861円の61.8%戻し水準である2万6744円近辺で、推進力が鈍り始めた。

では今後はどうなるのか。福井記者が2021年に向け、上昇のカギを握る数字として挙げるのがTOPIX(東証株価指数)の2018年高値1911ポイントだ。ハイテク株の比率が比較的高い日経平均は29年ぶりの高値と言われる一方、従来型産業も多いTOPIXがこの数値を抜けるかが重要だという。

しかもこの「1911」という数字は、ある歴史的な建造物がつくられた年とも偶然一致。くしくも2020年11月には、この建造物にからんで日本の未来を象徴する出来事が始まったのだという。丑年は相場格言では「つまずき」と言われるが、果たして2021年はどうなるだろうか。

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