速報!株価出遅れの「高配当株」ランキング

「会社四季報プロ500」では高利回り銘柄に注目

親会社の株売却が、ソフトバンクの株安に拍車をかけた(撮影:尾形文繁)

株高が続いている。日経平均が2万6000円を突破してバブル後高値をつけ、NYダウが史上初の3万ドルを突破。背景にはコロナウイルスの感染拡大を受けた超のつく金融緩和がある。

流動性供給で溢れかえったマネーが株式市場になだれ込んでおり、夏場の成長株人気のあとは、コロナワクチン開発の具体化を背景とした景気敏感株に物色の対象が広がっている。中でも低PBR銘柄など、主力のバリュー株の戻しが強い。

そんな中でも、依然として出遅れが顕著な銘柄も多い。代表的な指標が配当利回りで、PER、PBRとともに株価の割安度を図る。それが3%を超す高利回り銘柄も依然少なくない。決算期末が近づくにつれ、配当取りを狙った買いも本格化する。

そこで『会社四季報プロ500』2021年新春号では、高配当銘柄を多数掲載。関連ランキングも載せている。ここでは時価総額1000億円以上、ROE3%以上で、来期減配予想を除くなど、少し条件を変えて、利回りの高い順にランキングしてみた。

好業績でも利回り6%を超すソフトバンク

1位となったのはJT。高配当銘柄の代表格で、足元の利回りは7%に達する。株価が伸び悩んでいる理由が長期にわたり減益が続く業績の低迷。国内を中心に喫煙場所が減少し、消費者のタバコ離れが止まらない。

最新の『会社四季報 プロ500』(2021年新春号)は12月16日(水)発売。書影をクリックすると東洋経済のストアサイトにジャンプします

それでも増配だけは続けてきたが、2020年12月期でストップしそうだ。1株当たり配当額は前期と同じ154円の見込みだが、予想1株益は155円。すでに配当性向は99%に達する。本社ビル売却益のなくなる来期も減益が見込まれるが、キャッシュリッチなだけに配当は維持しそうで、配当性向が100%を上回る可能性も高い。

一方、3位のソフトバンクは連続増益、連続増配で配当利回りは6%を超す。今年9月には日経平均採用銘柄となった。ヤフー事業の健闘もあり業績は堅調ながら、株価は最安値を更新してしまった。マイナスインパクトとなったのが携帯通信料の引き下げを迫る菅官房長官(当時)の総裁選出馬で、8月31日から携帯3社が揃って売られる展開となった。

次ページバフェット銘柄は本当に買いなのか
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
消える仕事、残る仕事<br>1億人の「職業地図」

コロナ、AI、脱炭素――。私たちの雇用を取り巻く環境が激変しています。今後、どんな職業を選ぶかは死活問題に。2030年に向け「消える仕事」「残る仕事」36業種、「会社員の価値」がわかる9職種を掲載。本特集が職業を改めて考える機会になれば幸いです。

東洋経済education×ICT