こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
感染拡大が伝えられるなか、忘年会やクリスマスなどのイベントも自粛し、本来の華やかさを楽しむこともできず、おうち時間を過ごされる方も多いと思います。また、この年末年始は、帰省をしなかったり、家族構成によってはとくに孤独を感じる時期にもなります。
「ひとりが好き」「どちらかというと人と一緒のほうが疲れる」という方にとっては、一見問題がないようにも見えますが、それでも、これほど長い期間になると悪影響を及ぼします。他者との程よい接触の機会の大切さと、現状ではなかなか難しい気持ちのリセット方法をお伝えします。
「得体の知れない孤独感」に襲われた男性
ある30代の男性はインドアの趣味を持ち、ITの仕事に就いていて、この春から在宅ワークを続けていました。一人暮らしのうえに、仕事のやり取りもメールやチャットなどの文字ツールのみで、ほぼ本当に誰とも話さなくなり、数カ月が経ったころから、得体のしれない孤独感に襲われるようになったとのこと。
それからは、気持ちが不安定になり、自分の存在が自分でもわからなくなり、何をしているのかという感覚も麻痺し、このままではダメになると思って、転職活動を開始したというのです。オンライン上ではあるものの、面談があり、久しぶりに誰かと話をすることができたことによって、生き返ったような気がしたとのことでした。
普段であれば、緊張して嫌だと思われがちな面接の場ですら、人と関われる喜びに変わるのですから、人と接することの大切さを感じます。この方は、転職活動がうまくいき、現在は、出社と在宅が半々の職場で生き生き仕事をしています。
あくまでも一例ではありますが、最近は「誰とも話してない」「強い孤独感にさいなまれる」といった相談は後を絶ちません。
カウンセリングの場でさえ、誰かと話したいという意向から、日常会話の場になっていたりします。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら