「疑いの目」でアイデアを出すピラミッド図の力 視野を広げ、本質を突きとめる論理的思考法

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事業展開を考える際は、「細かく分解する」だけでなく「広げる」という方向性も意識しておくことが大切だ。

「3つの問いかけ」でピラミッドが生きる

ピラミッドを使いこなし、意思決定の精度を高めるコツとして、「3つの問いかけ」がある。

「Why so?」=「なぜそうなのか?」

「So What?」=「だから何なの?」

「True?」=「本当か?」

いくら見事なピラミッドが完成したとしても、それが机上の空論では意味がない。そもそも、「図を完成させること」が目的ではなく、図を利用することで頭の中をかき回し、論理を広げ、深めていく思考過程そのものが目的なのだ。

思いついたその理論には具体例がきちんと挙がるかどうか、地に足がついているかどうか。健全な疑いのまなざしを持ち、自身の描いたピラミッドに投げかけながら点検することが重要だ。自由自在にピラミッドを操って、緻密でありながら柔軟な思考力を身に付けていこう。

泉美 木蘭 作家・ライター

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いずみ もくれん / Mokuren Izumi

1977年三重県生まれ。24歳でイベント企画会社を起業し、即刻倒産。借金返済のために働く日々をつづったWebサイトが話題を呼び、作家デビュー。以降、週刊誌やWeb媒体等で執筆。TOKYO MX「モーニングクロス」「激論!サンデーCROSS」などテレビ番組でレギュラーコメンテーターとして出演。著書に『オンナ部』(バジリコ)、『エム女の手帖』(幻冬舎)、『会社ごっこ』(太田出版)等。趣味は合気道とラテンDJ。

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