楽天がカフェ運営の先に見据える野望 渋谷のリアル店舗でネットの人気スイーツを提供
クリムゾンレッド(深紅)のRマークが、東京・渋谷のど真ん中に現れた。インターネットサービス大手の楽天は5月29日、同社としては初めてとなる常設型のリアル店舗をオープンした。
その名も「楽天カフェ」。オープニングセレモニーに登場した三木谷浩史社長は「ネットの魅力を満喫してもらいながら、おいしいものを食べてもらえる、すばらしい空間にしたい」と意気込みを語った。
至るところに楽天流の仕掛け
3階建てのこの店舗は、外観から飲食メニュー、サービスに至るまで、楽天ワールドを徹底的に具現化している。
たとえば、スイーツ。品切れになることも多いマダムシンコのバウムクーヘン「マダムブリュレ」や玉華堂の「極プリン」など、インターネット仮想商店街「楽天市場」の人気商品がネットと同じ価格で味わえる。
1階全席と2階カウンター席の計32席には、楽天の電子書籍端末「コボ」を設置。コーヒーを飲みながら、コボを使って、ファッション誌などを無料で読むことができる。
4月にサービスを開始したばかりのスマホアプリ「楽天チェック」にも対応している。店内でアプリを立ち上げると、来店しただけで楽天スーパーポイントが手に入るという仕掛けだ。
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