サンリオピューロランド「値下げ」の裏

4月から料金を1100円も引き下げ。その狙いとは?

© 2014 SANRIO CO.,LTD.

「ディズニーランドの半額近い金額なので、10年ぶりに来たんです」

4月初めの週末、3人でサンリオピューロランド(SPL)を訪れた女子高生達はこう話してくれた。久々に行こうと思ったのは、この4月からSPLが大幅な値下げをしたことを知ったからだという。

消費増税に伴って主要なレジャー施設が値上げをする中、SPLの価格改定は異例だ。1日の平日パスポート料金を4400円から3300円と25%、休日料金も約15%値下げした。今回の料金改定は、「増税でレジャー消費が消極的になる中、値下げを打ち出すことで、プラスの印象を持ってもらうため」(サンリオエンターテイメント営業部広報)だという。

SPLはキャラクターの世界観を伝え、ファンを増やすための拠点という位置づけだが、2007年度から施設の運営は赤字が続く。コストセンターのままでいいという認識はなく、15年度の収支黒字化を目標に掲げている。

値下げより先に、集客増や来園客の滞在時間を延ばす施策も打ち出しており、昨年7月には新エリア「サンリオタウン」をオープン。今年に入り、「マイメロディ」の新アトラクションも導入した。

だが、屋内施設のSPLは増設するにも限界がある。そこで、昨年末からは平日の時間限定で、入園してから45分以内に買い物をして出てきた場合は、パスポート料金を全額返還するという風変わりなサービスも展開。一連の施策も功を奏し、13年度の入場者数は前期比5割増。今回の値下げでほかとの違いもアピールし、14年度の客数は約2割増を見込む。

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