ジブリが結んだディズニーとニコニコの縁

ディズニーとニコニコが組むと、こうなった(2)

ウォルト・ディズニー・ジャパンと、日本最大級の動画配信サイト「niconico(ニコニコ)」を運営するドワンゴ。市販映像作品のネット配信で手を組んだ両社を結びつけたのは――。ウォルト・ディズニー・ジャパンの塚越隆行ゼネラルマネージャーとドワンゴの川上量生会長の特別対談の第2回。2人の口から、意外な人物の名前が飛び出した。
第1回「ディズニー発ニコニコ経由で『作品』を売る」はこちら
ディズニーの塚越GM(左)とドワンゴの川上会長

ジブリの鈴木氏がつないだ縁

――そもそも塚越さんと川上さんのご縁は?

塚越GM スタジオジブリの鈴木敏夫さんを中心としたいろんな人の集まりがあるんです。川上さん(と鈴木さん)の最初の付き合いは、どこから?

川上会長 コクリコ(スタジオジブリ制作の映画『コクリコ坂から』2011年夏公開)の時ですね。

塚越 僕は『もののけ姫』(1997年夏公開)の時。いまジブリの社長をやっている星野康二さん(元ウォルト・ディズニー・ジャパン会長)が、鈴木さんのところに足しげく通っていて、契約した、しないというころから、僕は営業の立場で鈴木さんに会って、そこから付き合いが始まった(編集部註:ディズニーは当時、スタジオジブリ作品のビデオ化・販売権と海外への配給権を獲得した)。もう16~17年になるのかな。そういう集団があるんですよ。(川上さんとは)そこでの関係。でも仕事の話なんて、100に1つ。

川上 そうですよね。何の話かもよく分からないけど、その場にいるという感じでしたからね。たとえ仕事の話をしていたとしても(笑)。

塚越 そういう巻き込まれ方をお互いにする、みたいな感じでね。仕掛け人の鈴木さんにいつも手の上で踊らされている感がある。鈴木さんって会社関係なく……。

川上 会社関係ないんですよね。だから、ディズニーの打ち合わせだったとしても、なぜかテレビ局の人がいて、とかね。

塚越 そうそう。そうですね。会社関係ないから。

川上 あたかもジブリの人であるかのように。

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