コロナ後も「お金を増やす超基本」は2つだけだ あなたは「自分の本当の資産」知ってますか?

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ケイ:大事なのは「みんなの社会参加が世の中を豊かにする」ってこと。
社会の豊かさは、われわれの3つの社会参加で決まる。1つ目は「働くこと」、2つ目は「選挙に行くこと」。そして3つ目が「お金での社会参加」なんだ。

世の中の人がこの3つに無関心だったら、そんな世の中が豊かになれるはずはないからね。

姫野:1つ目と2つ目はなんとなくわかりますが、どうして3つ目の「お金での社会参加」が大事なんですか?

世の中は「民間企業」に支えられている

ケイ:僕らが暮らす社会や経済は、その多くが「民間の会社によってつくられている」からだ。

モノやサービスを提供しているのも、多くの人を雇用しているのも民間企業だよね。もちろん公的機関も大事な役割を果たしているけど、民間だけでは賄えないライフラインの維持が中心だ(上下水道の運営やゴミ収集など)。

では、民間企業がよいサービスや商品を提供していくために、僕らができることは何かな?

姫野:えっ? その会社の商品を買ったりすること……でしょうか?

ケイ:それも悪くないけど、一般市民が企業を応援したり、モニタリング(監視)したりするための効率的な仕組みが「株式を持つ」ことなんだ。株を保有することが、企業を応援したり、モニタリングしたりする土台になる。

姫野:なるほど。より多くの人が株を持って応援やモニタリングをすることで、企業の経営がうまくいって、世の中が豊かになるわけですね。たしかに選挙だって、投票率が高くてみんなが政治に関心を持ったほうがいい結果になるはずだし。

ケイ:株式投資というのは、「企業の経営者を選ぶ活動」ともいえるからね。そして株式を買うときは、大切なポイントがあるんだ。

姫野:どんなことですか?

ケイ:『投資のプロが断言「日本の経営者、ここが問題」』でも話したけど、経営者と株主が「同じ船に乗る」(=同じ立場に立つ)ことがとても重要なんだ。

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