コロナ後も「お金を増やす超基本」は2つだけだ あなたは「自分の本当の資産」知ってますか?
ケイ:事業がうまくいけば両者とも利益を得て、失敗したら「その痛みを分かち合う」ってことだ。その前提があるからこそ、市民の応援やモニタリングが機能して、「会社」という船が正しく前に動き出すわけだ。
姫野:それに世界の株式会社では、経営者の給料の大部分が自社の株で支払われているから、株主と一心同体なんですよね。
でも、日本企業の場合は株でもらう比率が低すぎて、経営者と株主が同じ船に乗れていない。ここが大きな違いですよね。
世界の株式は「経営者と同じ船」に乗れる
ケイ:うん。例えば多くの人が「同じ船に乗りたい!」と思うような、今をときめく世界的な成長企業があったとしよう。
でも、それが日本企業だったら、その成長の恩恵は経営者と社員という限られた人しか受け取ることができないということになる。もちろん株主になることはできるけど、その立場は経営者と公平ではないという欠点がある。
姫野:なるほど。
ケイ:一方で、これが国外企業であれば、一般市民も経営者と同じ恩恵に与かれるよう公平に扱われる。株式投資の本当の姿とは、社会に広く開かれた、大変に公平な仕組みの上に存在しているんだよ。
姫野:残念だけど、日本での株式投資は公平なシステムとはいえないんですね。
ケイ:しかも、市民が株主になって同じ船に乗るためのハードルの高さも、国内外ではずいぶん違いがあるんだ。欧米では1株を買えば株主になれるけど、日本では100株単位と決められている。有名な日本企業の株主になるには、何百万円もの乗船料が必要なことさえある。
姫野:参加するハードルが100倍だなんて! 今の私じゃ乗船料は払えません!
ケイ:だから、今のところ「お金の社会参加」をするなら、経営者と同じ船に乗ることができる世界の株式なんだ。
姫野:そうなんですね。
②「世界の自由経済の仕組みに『株主』として参加する」こと
ケイさんが言っていたこの2つのポイントの意味、改めてよーくわかりました。
ケイ:結局、ポスト・コロナの世界でも、僕らがやるべき資産運用の方向性は大きく変わらない。「自分磨き」と「海外の株式投資」をしっかりやっていこう。それが本当の意味での「投資の極意」なんだ。
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