ジム・ロジャーズ「私が日本株を買い始めた訳」

投資で大成功する「はじめの一歩」を教えよう

日本を含むアジアを自宅の一室で俯瞰するロジャーズ氏。「短期のトレードは苦手なんだよ」と笑いながら話すが、その裏には「確かな歴史観」がある(写真:Luxpho (Takao Hara))

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。引き続き、『ジム・ロジャーズ 大予測:激動する世界の見方(東洋経済新報社) 』から投資で成功をする方法をお伝えしたいと思います。また、出版後に聞いたエピソードも追加しました。

相場と経済は「完全に別の生き物」と考える

『ジム・ロジャーズ 大予測: 激変する世界の見方 』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。Kindle版はこちら。Rakutenブックスはこちら

「なぜ実体経済がこんなに酷いのに、株式市場だけ上がり続けるのか?」多くの人は不思議に思っているのではないでしょうか。しかし、ロジャーズ氏は「相場と経済は完全に別の生き物」だと言います。

「相場は過去最高を更新するだろう。すでに、一部ではそうなっている。私は日本のETF(上場投資信託)を最近買った。理由は日銀がお金を擦り続けているからだ。日銀は私よりもずっとお金を持っている。借金を作ることは日本国民にとって非常に悪いことだが、投資家やブローカーにとっては都合のよいことだ」

一方でロジャーズ氏は、全米各地で行われているデモが、もうすでに下がっている企業の収益力を一段と悪化させる、と指摘します。「私の人生で一番ひどい不況はすでに到来している。世界のどこにいても、窓の外を見れば分かるよ」と言います。

ロジャーズ氏や筆者が住んでいるシンガポールでは、経済開放を非常に慎重に行っており、3段階に分けて開放をしている段階です。最近はようやく散髪に行けたのですが、多くの店はまだ閉まっているため、歯が欠けたようなショッピングモールは人気はありません。

それでも、多くの人が職を心配しているにもかかわらず、株価の回復は非常に本当に早いです。世界の多くの国で同じことが起きており、相場と実体経済は別の動きをすると考えた方がよいでしょう。

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