今は、人手不足には違いないが・・
中野 今回も前回と同様、早朝のファミレスに集合です。もう、大分前になりますが、ファミレスでモーニングを頼もうとしたら、料理ができませんって言われたじゃないですか。
渋澤 そうそう。確か、コックさんが来ていないとか何とか(笑)。
藤野 考えてみれば、あの時から人手不足って徐々に顕在化してきていたのかも知れませんね。
中野 ということで、今回は本当に今、人手不足なのかということを考えてみましょうか。つい数年前までは、リストラ、リストラで職を失うことの恐怖が常にあったわけですが、この変化は何なのでしょう。非正規雇用の有効求人倍率が1.28倍ということですが、これって実質的に、会社が人を雇いたくても採れない状態ですよね。
藤野 ただ、一方では大量のニートがいるわけです。つまり、働くことを諦めている人たちですね。そういう人たちは有効求人倍率や失業率にカウントされないから、数字だけで労働力がひっ迫しているとは言い切れない面はあります。とはいえ、生産年齢人口が減っているのは事実で、特に若い人を中心として、2020年までに400万~600万人減るという意見もあります。人口減少のインパクトは非常に大きいですね。
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