週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #FASHION!! INSIDER STORY

一流ブランド支える、一流デザイナーの仕事 ブランドを成功に導く立役者

8分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES

いずれも、ポイントは、最初からデザイナーを志していた訳ではなく、ファッションビジネスの現場から、それぞれのビジネスが生まれたのです。

さらに、この2人には、成功に至る過程で興味深い共通点があります。それは、映画(ハリウッド)でその服が認められたことが、ブレイクするきっかけになったということです。

ローレン氏は、1977年の「アニー・ホール」という映画で、俳優(ウディ・アレンとダイアン・キートン)が着用し、アルマーニ氏は、1980年の「アメリカン・ジゴロ」という映画で、俳優(リチャード・ギア)が着たことで注目を浴び、当時のハリウッドの影響力もあり、ビジネス面でも飛躍的な成長を遂げました。

服をつくらないデザイナー?!

さて、スーパーデザイナーについてはここで一旦筆を置き、一般的なデザイナーのお仕事について、お話したいと思います。

デザイナーの仕事というと、デザイン画を描いたり、布を切ったり、服を縫ったりするイメージをお持ちだと思います。勿論、それも間違ってはいないのですが、高級ブランドともなると、多くのデザイナーが、実際に服を縫ったりすることはありません。というのも、ほとんどが分業制で、デザイナーはデザイン画を描きますが、それを服にするのは、パタンナーと呼ばれれる専門職の仕事です。注:工場で大量生産する場合は、デザイン画は指示書に落とし込まれて生産されます。

さらに言うと、一流ブランドのデザイナーの中には、デザイン画を描かないデザイナーもいます。こういうケースでは、デザイン画を描く人を別に雇ったり、または言葉で直接パタンナーにイメージを伝え、服を作ります。かたや、デザインから縫製まで、すべて自分でできるデザイナーもいるので、一概には言えませんが、ビックメゾンにおいては、すべてを自分でするデザイナーは少数派といえます。

次ページが続きます:
【近年のデザイナーの仕事は、マルチタスク?!】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象