日本人がゾッとするアメリカ超監視社会の現実 データを集める警察を市民はチェックできるか
警察の監視システムを監視する
そう語るのは、デーブ・マースさんだ。国家監視システムの調査分析を専門とする研究者であり、アメリカの非営利団体「エレクトリック・フロンティア・ファウンデーション(EFF)」に所属している。EFFは、インターネットやテクノロジーの発展によって年々高度化する政府や警察の情報監視システムに対し、市民のプライバシーや表現の自由、人権を守ることを目的に1990年に設立された。
今年7月、マースさんらが新たに開発したオンライン・データベース「監視の地図(アトラス・オブ・サーベイランス)」が一般公開された。
ウェブサイトにアクセスすると、アメリカの地図が表れる。そこには「監視カメラ」や「顔認証機能」といった警察が導入している12種類の監視システムが表示されている。地図上をクリックすれば、どの州のどの警察署がどんなツールを使用しているのか、一目でわかる。テクノロジーを使って市民を監視する警察を、市民が監視できる画期的なウェブサイトだ。


















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