「相談」で相手を傷つけないための3つの心がけ

「沈黙」は大切な時間、ゆったり待つことが必要

身近な人から悩みを相談されたとき、不本意に相手を傷つけないためにどういう対応をしたらいいでしょうか(写真:maroke/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

有名人の自死のニュースが続いています。この8月の自殺者は1854人で、前年の同時期から比べて251人増加し(9月18日厚労省発表)、危機感を覚えていらっしゃる方も少なくないと思います。

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このような状況の中、自分、そして身近な人が悩みを1人で抱え込むことのないようにと、「相談する」ということに注目が集まっているといえます。もちろん、それぞれの状況はさまざまで「相談」ですべてが解決できるとはいえませんが、少しでも何かにつながればという思いを行動で表す有効な方法の1つだと思います。

しかし、話をすることによって、さらに傷つけられてしまうことが少なからず起こります。実は最近「電話相談に電話して傷ついた」というような、相談をしたことによって2次被害を受けてしまったと訴えるご相談が増えているのです。

相手を傷つけないための大切なこと

資格のあるなしにかかわらず、話を聞くことは日常生活の中で必要不可欠です。身近な人から悩みを打ち明けられたり、相談を受けたときに、不本意に相手を傷つけないために大切なことをお伝えしたいと思います。

(1)寄り添う

相談した折に「こちらの気持ちの訴えに対して、淡々と対応され、自分が間違っているのではと不安になった」というのが、最近よく聞かれるケースの1つです。実際のやり取りを聞いているわけではないので詳細はわかりませんが、おそらく感情が高ぶっている方へ、冷静に対応しようとした結果なのかなと感じます。

しかし、相談する側にとっては、温度差を感じて余計に不安になってしまったということに変わりなく、話を聞くこと=寄り添うことの重要性を改めて感じます。気持ちを吐き出すことはとても大切なのですが、それを「受け止めてもらえた感じ」が必要なのです。

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