中学受験で「勉強が怖くなった子」を救う方法 壊れた「自己肯定感」を復活させるための手順

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子どもの勉強に対してどのように対応すればいいか、どのような言葉がけをすればいいかという質問ですが、その回答はこうなります。

「親は子どもの勉強にはまったく関わらないようにしてください」

このような回答を聞くと「関わらないで勉強をもっとしなくなったらどうするんですか」と思われるかもしれません。しかし、それをやってきたから子どもが「勉強が怖く」なっていることを知る必要があります。具体的に親がすべきことを、整理してみます。

勉強に関与せず、自己肯定感を高める言葉がけを

親は子どもの勉強に関しては関与しない。ただし、勉強以外の雑談コミュニケーションは可能な限りとってみてください。コミュニケーションは信頼関係を育みます。

子どもの自己肯定感を高める10の言葉を日常の場面で使ってみてください。

<承認>「いいね〜」「すごいね〜」「さすがだね〜」
<感心>「なるほどね〜」「知らなかった〜」
<感謝>「ありがとう〜」「嬉しい〜」「助かった〜」
<安心>「大丈夫」
<指摘>「(○○ちゃん)らしくないね」
『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

子どもが興味感心を持っていると思われることを徹底的に「応援」してください。これは親にしかできません。

ここから、子どもの自己肯定感が復活していきます。そして、子どもが自分らしい人生を選択し、生きることができれば、「家庭教育」は完了です。勉強はその過程で、いつの間にかやるようになっています。必ずお子さんはよくなっていきますから、希望を持ってすごしてみてくださいね。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

講演、執筆相談はこちらから。

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