テレワークの生産性をぐんと上げる3つの朝活 オフィス勤務と同じリズムを作ることが大切だ
在宅勤務で1日中自宅にいると思考が近視眼的になりがちだ。行動範囲が極端に狭くなるからだろう。その日1日の仕事にしか焦点を合わせなくなり、バタバタとした毎日を送ることになる。だから朝の準備2つ目のポイントは、「1年間、3年間、10年間などの中長期ビジョンの確認」をすることだ。
確認するだけでいい。こうすることで、中長期的な視点で物事を考えるクセがつく。もしそのようなビジョンがなければ、ぜひ時間をつくって紙に書き出しておこう。
「今年1年で新規顧客獲得目標を達成させ、上司から高い評価を得る」「3年以内に、自分自身で新しい事業を立ち上げる」「10年以内に資格を2つ取得し、自分の市場価値をアップさせる」など具体的な数値目標があればなおいいが、少々抽象的でもいい。
それだけでも、気が引き締まるものだ。目線が上に上がるため、目の前の仕事に振り回されなくなる。家にいながらも、上空から世界を眺める俯瞰力も身につく。
自分の中長期ビジョンを振り返る
オフィス勤務時でもやってもらいたいが、在宅勤務だととくに必要だろう。私は朝、必ず外に出てジョギングするか、ウォーキングをする。在宅のときはもちろん出張時でもホテルの周辺を走ったり歩いたりする。
その際にも、私は中長期的なビジョンを反芻する。外の空気に触れながら、今年中にやるべきこと、数年以内にやりたいことなどを考え、そのうえで、「今月やり残したことはないか」「3カ月前にやろうと決意したことができていないな」などと反省する。ビジネスキャリアを大局的に見つめながら今日という日を過ごす。これが脳のストレッチになるのだ。心も体も柔軟性が必要だから、朝の時間を利用してこれをしっかりやってはどうだろうか。
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