テレワークの生産性をぐんと上げる3つの朝活 オフィス勤務と同じリズムを作ることが大切だ

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ビジネスにおいて直面する問題を解決するには、それなりのパワー、エネルギーが必要だ。その力の源は「意志力(ウィルパワー)」が深く関係している。

筋肉と同じように、意志力は使いすぎると消耗してしまう。そのため、できれば不必要な行動や感情的なイライラを減らすほうがいい。

通勤がなくなる分、意志力を鍛える時間に

ご存じのとおり、日本人の通勤にかかるストレスは世界でも突出している。そこで消耗されるビジネスパーソンたちの意志力の強さははかりしれない。会社に到着したころには、すでに過半の意志力を失っている社員も少なくない。日本の国力ダウンにもつながっているのではないか、と思うほどの損失だ。

だから通勤そのものをなくし、その分の時間をちょっとした運動や読書、マインドフルネス瞑想などに使うことで、当然のことながら意志力を温存できる。それに鍛えることもできる。

つまり意志力の観点からすると、在宅でテレワークができれば仕事のパフォーマンスも上がるだろう。慣れないからといって、テレワークを敬遠するのはよそう。朝の過ごし方、準備のやり方によって劇的に生産性はアップする。そうすることで、結果的にクオリティ・オブ・ライフもまた向上させることができるのだから。

横山 信弘 経営コラムニスト

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よこやま のぶひろ / Nobuhiro Yokoyama

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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