面白いほどわかる「プログラミング教育」のツボ

小学校の必修科目になって何をするのか?

いよいよ小学校で必修化された「プログラミング教育」ですが……(写真:EKAKI/PIXTA)
今年度より、いよいよ小学校でも「プログラミング教育」が必修化されました。ですが、いったいどのような内容なのか、家庭での学習はどうすればいいのか、わからないことだらけという保護者の方も多いのでは?
そこで、『小学校6年生までに必要なプログラミング的思考力が1冊でしっかり身につく本』著者であり、小学生のプログラミング教育事情に詳しい熊谷基継氏にその実態を聞きました。

小学校のプログラミング教育の中身は曖昧

今年度よりいよいよ小学校で必修化された「プログラミング教育」ですが、保護者の方々からは「ぜんぜん情報がない」「何をするのかよくわからない」といった声が多く聞かれます。

それもそのはずです。私は学校の先生方にもアドバイザーとして関わることが多いのですが、その先生方でさえよくわかっていないというのが現状ですから。

小学校でのプログラミング教育については、文部科学省による指針や教育指導案集などは発表されているものの、どのような教材でどのように行うかといったことは定まっておらず、各学校の裁量に任されています。

また、「プログラミング」という独立した科目が生まれるわけではなく、「算数」や「理科」、「総合的な学習」といった既存の授業の中でうまく取り入れたり、授業の中以外では「クラブ活動」といった形で取り組んだりといったことが推奨されています。

中学校では「技術・家庭」、高校では「情報」という必修科目の中でプログラミングの授業が取り入れられますが、小学校にはこれらに該当する教科がないため、このような曖昧な形がとられているようです。

ゆくゆくは「プログラミング」が独立した教科として扱われる日が来るとは思いますが、それはまだまだ先になるでしょう。

政府は以前より、小学校に1人1台のパソコンの配備を目指すと言ってきましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、そういった体制がまったく整っていませんし、先生も保護者も「どうするのかよくわからない」状態になってしまっているのは当然ともいえます。

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