面白いほどわかる「プログラミング教育」のツボ 小学校の必修科目になって何をするのか?

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記憶に新しいところでは、2012年度より中学校で必修化された「ダンス」がありますが、実はこれも「最近、やっと定着してきた」という学校もあるようで、国の政策と現場との温度差が見られます。

プログラミングコードは書かない

「プログラミング教育」においても、例えば生徒全員にタブレットを配るなどして積極的に取り組む私立の小学校などもあるでしょうし、「少しずつやれるところからやっていこう」という学校もあり、各学校によってかなり差が出てくるのではないかと思われます。

そうなると、中学校でのプログラミング授業のスタート時点ですでに差がついてしまっているということになりますから、小学生の段階で後れをとらないよう、家庭で学習しておきたいというニーズも増えるでしょう。

そこで問題になってくるのが、「プログラミングを親が家庭で教えられるのだろうか?」という点です。プログラミング経験がなかったり文系出身であったりしても、プログラミングを子どもに教えることができるのか、心配な方も多いでしょうから、その点について解説していきましょう。

まず、「プログラミングっていうと、英文字や数値でコードを書いていく、あれでしょ?」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、そうではありません。

現在、プログラミング学習の主流となっているのは、「ビジュアルプログラミング」というもの。これは、ビジュアル的なブロックを組み立ててコンピューターに指示するスタイルのツールで、プログラミング言語を知らなくても感覚的に使うことができます。その代表的なツールの1つが、「Scratch(スクラッチ)」です。

スクラッチはMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発された、プログラムを学習するためのツールで、多くの教育現場で使われています。パソコンでもタブレットでも使え(タブレットでも動作しますが、一部機能しないブロックがあります)、無料で誰でも利用できるのが特長です。

現在、海外でも国内でも、プログラミングの導入としてもっとも使われているツールがこのスクラッチです。使いやすく、無料なので、プログラミングの勉強に初めて取り組む際には、まずスクラッチから始めてみるといいでしょう。

使い方は簡単で、「〇歩動かす」「(右回りもしくは左回りに)〇度回す」「〇〇へ行く」などと書かれた「ブロック」を上から下に並べていくだけ。これにより、パソコン内のグラフィックを動かすことができます。

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