ビジネスで多発「和製英語」誰にも通じない問題 「アジャイルにデシジョンして」と言われても

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誰にも通じない「和製英語」は、テクノロジー関連の外来語の略語が多いようです(写真:metamorworks/iStock)

みなさんデビットです。暑かった夏も少しだけ過ごしやすくなりましたかね。新型コロナウイルスのせいで行動の制限があり、いつもとは違う夏休みだったのではないでしょうか。そんなときに友人や離れている家族をつなぐ役目をしてくれるのがパソコンやスマホですね。

これを英語で言ってみましょう。

Pasocon and smapho are the things connecting people.

すみません、この英語まったく通じません。パソコンもスマホも、和製英語(略語)だからです。

誕生し続ける和製英語

皆さんが英語でコミュニケーションを取ろうとしたときにつまずくものの1つが「和製英語」だと思います。ホッチキス、シャープペンシル、コンセント、ワイシャツなど、あれ?通じない!と焦った経験があるのではないでしょうか。

焦ると同時に、いったいだれが何の目的でこんな紛らわしいものを作ったのか、なぜ当時から英語の表現をそのまま採用しなかったのか、腹立たしく思っているのではないでしょうか。

ところが、パソコン、スマホのようにいまだに和製英語は誕生し続けています。先人の過ちから学べない日本人って……とここでバッサリ斬ってしまいたくなりますが、最近の外来語はビジネス用語、またはIT用語のように思えますので、そうなるとIT業界人である私にも責任の一端があるように思えますので、もうちょっと分析してみたいと思います。

比較的最近誕生した和製英語というと、パソコン(最近でもないですかね)、スマホ、アプリ、ネット(インターネットの事として)など、テクノロジー関連の外来語の略語が多いように思います。

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