「虎屋」の大旦那が石橋貴明に明かす老舗の秘密

創業500年の歴史に潜む"新しさ"の源泉

焚き火を前に話が盛り上がる、虎屋の黒川光博会長(左)と石橋貴明(写真提供:フジテレビ)

最近は和菓子ファンも増え、テレビでは手の込んだ和菓子を作る職人の姿を目にすることは多い。しかし、和菓子界を牽引する経営者をテレビで目にする機会はそうはない。

とんねるず・石橋貴明は自身の番組で、その重鎮に「ぜひ会ってお話を聞いてみたい」と考えていた。「石橋、薪を焚べる」という、自身がホストを務める対談番組はこれまでに、政治家・石破茂や清原和博のほか、小児外科医、発酵学者、脚本家、メジャーリーガーなど、石橋が「ぜひ会ってみたい」ゲストを招いてきた。

数々の味わい深い対談を実現させてきた石橋が今回ぜひ対談したかったその人物とは、虎屋会長、黒川光博氏(76歳)である。

500年の歴史を物語る記録

焚き火を前にキャンプをする雰囲気で対談することが番組コンセプト。黒川会長も当日はカジュアルな服装で収録に訪れた。

いささか緊張感が漂う収録現場で本番が始まると、すぐに石橋が「黒川会長に来ていただけると聞いて武者震いがいたしました」と口火を切った。黒川は「そんなやめてくださいよ」と、穏やかに瀟洒(しょうしゃ)な笑顔で返した。

「虎屋さんは500年も続いているんですか」という石橋の質問に、「らしいですよ」と気さくに笑う黒川。一つの店が500年の歴史を持つというスケール感に、石橋も「織田信長がまだ生まれてないころですか」と驚く。

東京・赤坂本店の地下にあるギャラリーでは、虎屋の歴史を物語る史料や菓子の見本帳の展示を定期的に開催している。石橋も一度そのギャラリーを訪れたことがあり、膨大な和菓子の記録に圧倒されたという。残された史料だけでは復元できない菓子もあるそうで、そのことが歴史の重みを語る。

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