プロが分析!共通テスト「英語」の正しい対策法 受験指導のプロが語る科目別対策法

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リスニング、リーディング共に、共通テストのために特別な対策は必要ありません。先ほどの私のクラスの例にあったように、本当に実力があれば、出題形式が変わっても十分高得点が狙えるでしょう。また、試行調査はあくまで試行調査です。共通テストの第1回では、出題形式がさらに変わるかもしれません。ですので、より、普遍的なリーディング・リスニング力を習得することが大切です。

対策法とは?

では、普遍的なリーディング、リスニング力を身につけるにはそれぞれどんな対策が必要か。リーディングはとにかく、読む量を増やし、さまざまな英文素材に触れることが重要です。問題形式が違っても、過去のセンター試験の素材文を読み込むのがよいでしょう。リスニングで心がけてほしいことは以下の4つです。

1. 自分の発音を矯正すること

例えばlocalという単語をカタカナで「ローカル」と発音していると、実際にリスニングの試験でlocalと聞いても聞き取れるはずがないでしょう。

2. たくさんの音を聞くこと

はじめて聞く音は聞き取れません。例えば、スイスの都市「チューリッヒ」という単語は発音してみるとカタカナ読みとはまったく異なる音です。音を聞いたことがなければ絶対に聞き取れないでしょう。そのため、とにかくたくさんの音を聞くことこそが肝心です。

3. 読むときも「左から右へと読む」こと

英文を訳す問題では何度も1文を行きつ戻りつしてもいいかもしれません。ですが、リスニングでは一度聞き逃すともう、戻れません。普段英文を読むときから、左から右へ、戻らずにまっすぐ、読み進めることが大事です。

4. リテンションを意識して学習すること

聞いた内容を意識的に暗記していくことです。なんとなく聞いていても頭に残りませんし、問題も解けないでしょう。英語を聞く際には、重要なポイントを意識して覚えるようにしましょう。

これらを意識することで、受験生のみなさんが英語力をさらに向上されることを心から願っています。

竹岡 広信 駿台予備学校講師

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たけおか ひろのぶ / Hironobu Takeoka

京都大学工学部・文学部卒業。現在、駿台予備学校講師(京都、大阪、名古屋を中心に、衛星放送講座の「駿台サテネット21」にも出講)、学研プライムゼミ特任講師、および竹岡塾主宰。

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