プロが分析!共通テスト「英語」の正しい対策法 受験指導のプロが語る科目別対策法
英語はどう変わるのか?
リスニングは出題レベルには大きな変化はありません。ただし出題形式に変化があります。それは、一部の問題は1回しか放送されないということです。
不安を感じる受験生も多いかもしれません。ですが、恐れることはありません。過去のセンター試験と試行調査の放送が1回の問題を比較すると、音の聞き取りやすさという点では、試行調査のほうが聞き取りやすいのです。おそらく、1回しか放送しない問題においては、聞き取りやすい内容としてあるのだろうと考えられます。
この出題形式の変化もあり、「共通テストのリスニングは難しくなったのでは?」という声もあるようです。ですが、私の担当のクラスで試行調査の問題を解いてもらったところ、平均点は90点を超えました。そのクラスは難関大学を狙う上位レベルのクラスで、リスニングの普遍的な力は身についています。
この事実から、普遍的なリスニングの力が身についていれば、共通テストのリスニングは恐れるに足らない、と感じました。そのため、出題形式の変化に惑わされず、普遍的なリスニング能力をしっかり養成することが、高得点獲得のカギになるでしょう。
リーディングについてもほとんど変わりません。ただし、「変わらない」といっても2つ、注目すべきポイントがあります。それは、「発音・アクセント・文法・語法の選択問題が出題されないこと」そして「これまであまり出題されたことのなかったopinion(意見)と fact(事実)を識別する問題」の出題です。
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