山下智久出演Huluドラマが「アジア1位」の理由

南極サバイバルスリラー「THE HEAD」の魅力

Huluオリジナルとして現在、全6話独占配信中の連続ドラマ『THE HEAD』はヨーロッパテイストの殺人ミステリー。日本人で唯一、山Pこと山下智久が出演している(写真:Hulu)
Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

全編英語台詞の日欧共同製作ドラマ

ジャニーズ事務所所属の山下智久も出演する全編英語台詞の日欧共同製作ドラマという触れ込みで、日本ではHuluオリジナルとして6月12日から独占配信が開始されたドラマ『THE HEAD』が7月17日に最終話を迎え、現在は全6話を一気見できます。配信開始直後からHulu週間視聴者数ランキングで総合1位を獲得、6月の月間ランキングでも1位に食い込み、好成績を収めています。

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ヨーロッパや中南米、アジアなど世界規模で同日公開された同作は、各国メディアでも注目作として取り上げられ、アメリカ・HBOのアジア部門が展開するプラットフォームHBO GOでもスタート以来、数週間にわたり視聴数1位を記録。期待を裏切らない展開に世界中の視聴者から満足度を得ている様子です。そして、この反響は製作事情も大きく影響したのではないかと思うのです。世界でヒットするドラマを知っている顔ぶれがそろっているからです。

物語の舞台は太陽の光が失われた暗闇と氷河に囲まれた冬の南極。設定からしてどんよりとした暗さが漂ってきます。主な登場人物は「ポラリスⅥ」という南極科学研究基地の隊員たち。山下智久は越冬隊メンバーの1人として登場します。序盤こそ緊張感のないスロースタートですが、1話途中の時間軸が移り変わった瞬間からスイッチが否応なしに入るでしょう。7人の無残な遺体が発見されるシーンを見せつけられ、極限状態の基地で起こった冷酷な殺人の謎解きが始まっていくのです。

ほかにはない殺人ミステリーとしてのこだわりは、警察が登場しない話が5話まで続くこと。つまり、最終話まで、登場人物たちが本当のことを言っているのかわからないうえに、被疑者が誰かもわからないのです。

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