西舘 聖哉(以下、西舘):テレワークによって「働いた時間」ではなく「アウトプットされたもの」で評価される時代がくるかなと思います。
安達:小さなことでいいからいつもよりアウトプットや発信を多めにしたほうがいいと思います。
テレワークで危険なのは、1日中黙って仕事をしていると会社での存在が無になっちゃうということです。
でも、アウトプットして相手からフィードバックが得られれば、モチベーションも上がって成果も上がるサイクルになっていくと思います。
西舘:仕事のソリューションになるような記事を見つけたら、つねにシェアするとか、そういうことから始めるのでもいいですよね?
オフィスにいれば、黙っていても話しかけられたかもしれないけど、テレワークになると、反応を獲得しに行かなきゃいけないということですね。
松本:上司から見たら、部下がやっていることの1個1個はわからないですから、目に付くところに自分の成果をちゃんと書くということは重要ですね。
野崎:僕は、東京、大阪、福岡、ベトナムのダナンの4つの部署を担当しているのですが、以前から、コミュニケーションをスラックに集約させていました。
すると、マネジャーは、スラックを見れば、今誰と誰がどんな話をしているのか、どんな問題が起きているのかを可視化できる。
オンラインであるからこそ得られるメリット
だから、会社に行けない代用品としてのオンラインツールではなく、オンラインであるからこそ得られるメリットはすごく大きいと思います。
自己アピールやセルフプロデュース、発信には得手不得手があるので、マネジャーは、成果に寄りすぎないように、「しっかり自分も見ているよ」ということを部下に発信していくのがいいと思います。
柘植:弊社は、創業当時からテレワークをやっていますが、「成果が上がるなら、いつ働いてもいいよ」と言っています。個人にとって働きやすいなら、もうオフィスに来なくてもいいと思っています。
弊社のCTOは、夜型かつオフィスに来ないと仕事ができないタイプで、彼の出社時間は18時です。18時に出社、24時帰宅で、端から見たらブラックですけど労働時間は6時間あるかな?という感じ。
また、以前、弊社に統合失調症のような人がいましたが、オフィスには来られないけど家で働いたらめちゃくちゃ生産性が高かったということがあったんですよね。
会社は、社員に「自由な働き方」を推奨して、その人の生産性が最大化できる関数を見つけてあげること、働く環境は個人が選べることが大事だと思います。
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