――若者のテレビ離れ、CMスキップなど、テレビ業界の直面している課題の対策にもなりますか?
対策の側面もありますが、実際は、先ほどのエヴァンゲリオンのように、テレビにしかできない企画、テレビにしか作れない世界の中で、今できることが見えてきたことがより大きいです。ネガティブなことの対抗馬としてより、もう少しポジティブな意識で取り組んでいます。
――日本テレビが仕組みのオープン化を進めて、プラットフォームのようになるとします。そうなると他局との差別化はどうしていくのでしょうか。
オープンプラットフォーム化の狙いは、日テレでしかできないサービスは売りにくくなるからです。どのテレビ局でも使える仕組みであれば売れるようになるので、最終的にわれわれにもメリットがあります。
では、その次の差別化は何か。先行しているから有利とは必ずしも言えませんが、ノウハウがあることが強みになるかもしれません。まずは、新しいサービスを広げていきたいので、他局にも声掛けしていきます。場合によっては、海外も含めてトライを重ね、よりよいものにしていきたいです。
※4月23日(水)公開予定の後編記事では、日本テレビがO2O2Oで提供する「ビッグデータ」分析、課題について引き続きインタビューします。
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