統計調査に踊らされる人は「疑い方」を知らない

誰が誰に調査したか、理にかなうのかを考えよ

数字に騙されて間違った判断をしないために(写真:etamorworks/PIXTA)

あっという間に私たちの日常を壊してしまった新型コロナウイルス。

日々増えていく感染者数、死亡者数を見るのは、つらく、鬱屈とした気分にさせられます。

そのほかにも、「人との接触を8割減らすべき」(注:この主張については感染拡大防止に役立つものだと認識し賛成・協力すべきだと考えています。あくまで、数字が提示されている例として示しています)など、ネガティブな気分になってしまう数字が急に身の回りに増えました。

しかし、こんなときだからこそ「数字」に対するリテラシーが一層大切になってきます。

目の前の数字と、それに依拠する情報に過剰におびえさせられていないでしょうか?

目の前の数字と、それに依拠する情報により、実態よりも甘く見積もってしまってはいないでしょうか?

自分や、身の回りの大切な人のためにも、数字に踊らされることなく、正しい現実を把握し、それに基づいて判断できるようにならねばなりません。

数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う

テレビやインターネットのニュース、新聞など私たちの周りには様々な情報があり、その多くに、その情報の論拠となる数字が提示されています。統計データ・世論調査の結果・確率・平均などの数字です。

私たちは、そうしたもっともらしい数字を見ると、「なるほどな」となってしまいがちですが、どんなにもっともらしい数字であったとしてもそのまま信じるのは危険だと言わざるを得ません。

たとえばその数字自体が間違っている可能性もありますし、残念なことに、その数字には、政府や企業、団体から個人まで含め、何らかのバイアスがかかっていることもあるのです。

よく目にする「内閣支持率」などもメディアによって違った数字を提示してきます。それはなぜでしょう? どの数字が信じられる数字なのかわかりますか?

これからの時代のリテラシーとして、目の前に提示される数字を鵜呑みにするのではなく、その数字の後ろ側にある本当の現実を見抜くための「視点」を身に着けなければいけません。

拙著『統計的な? STATISTICAL 数字に騙されないための10の視点』より、いくつか紹介しましょう。統計の知識がない人でも、数字はちょっと苦手だなという人でもできる、数字と正しく付き合うための視点が身に着けられます。

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