家にいすぎて疲れた人に教えたい切り替え方 禅僧が説くストレスを吹き飛ばす3つの対処法
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の緊急事態宣言を受けて、現在、とくに都心部では会社に通勤せず、自宅で仕事に励むリモートワークをされている人が増えています。リモートワークにおいては人との仕事のやり取りが対面ではできず、ビデオ会議など画面越しに相手の顔を、それもパソコンや通信環境のスペックという制約の範囲内で、限られた画質で見ながらコミュニケーションをとらなくてはなりません。
私は、精神科医であると同時に、禅僧として、企業や個人のみなさん向けに、坐禅やマインドフルネスの瞑想を用いて心を整えるための講座を担当させていただいています。
私の講座に来てくださるビジネスパーソンの中には、ご自身でも気づかぬうちに、「うつ」や「不安症状」といった心の不調が生じている人が数多くいらっしゃいます。そのまま放っておけば、「うつ病」や「適応障害」といった病に発展する可能性もあります。
にもかかわらず、心の不調をはっきりと自覚されている人はほんの一握りで、多くの人は心の疲れやストレスに「気づけない」でいらっしゃいます。
責任感が強く真面目な人ほど
こういった人たちには、ある性格的な共通点があると感じます。それは責任感が強く、とても真面目だということです。
責任感が強く、真面目な人ほど、慣れないリモートワークで制約された条件において自分の意図がしっかりと相手に伝わっているか不安になる傾向が高いようです。また、自宅の環境ではそばにご家族がいる中で集中を保つことが難しく、しっかりと仕事ができていないことを自責してしまう傾向もあるようです。こうして、様々な形でストレスが蓄積し、心の不調、さらには体の不調へと陥ってしまう人が少なくないと考えられます。
そこで拙著『会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン』でも詳しく解説している、簡単にできるストレス対処策をご紹介したいと思います。いつでもできる、心のセルフケアとして活用していただければ幸いです。
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