コロナ不況でも失職しないエンジニア3大鉄則 景気後退で"売り手市場"に変化は起きるか
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、景気は急速に後退。先行きの見えない世の中で、転職の常識も変わりつつある。
近い未来に、企業のエンジニア採用にはどんな変化が起きるのか。また、転職者が備えておくべきことや、持っておくべき心構えとは――?
企業経営や人材採用の動向に詳しい株式会社キープレイヤーズ代表取締役の高野秀俊さんに、コロナショック時代の「エンジニア転職の疑問」に答えてもらった。
【疑問1】エンジニアの中途採用は、これから縮小する?
――コロナショックによる景気後退のニュースを耳にするようになりました。今後エンジニアの採用規模は縮小するのでしょうか?
エンジニアに限らずすべての職種に関して言うと、中途採用の規模縮小は避けられないと思います。
全体でどのくらい縮小するのかというと、参考になるのが人材業界の市場規模です。求人数にほぼ比例するこの数値は、リーマンショック時に約40%減少しました。
今回のコロナショックがリーマンショックと同程度の影響になった場合、求人数は6割程度まで縮小することが予想されます。
ただ、エンジニア求人に関しては、今後また劇的に数が減ることはないと考えています。