コロナ不況でも失職しないエンジニア3大鉄則 景気後退で"売り手市場"に変化は起きるか

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コロナショックによってエンジニアの転職はどんな変化が起きるのか(写真:metamorworks/iStock)

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、景気は急速に後退。先行きの見えない世の中で、転職の常識も変わりつつある。

近い未来に、企業のエンジニア採用にはどんな変化が起きるのか。また、転職者が備えておくべきことや、持っておくべき心構えとは――?

企業経営や人材採用の動向に詳しい株式会社キープレイヤーズ代表取締役の高野秀俊さんに、コロナショック時代の「エンジニア転職の疑問」に答えてもらった。

【疑問1】エンジニアの中途採用は、これから縮小する?

――コロナショックによる景気後退のニュースを耳にするようになりました。今後エンジニアの採用規模は縮小するのでしょうか?

本記事は『エンジニアtype』(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

エンジニアに限らずすべての職種に関して言うと、中途採用の規模縮小は避けられないと思います。

全体でどのくらい縮小するのかというと、参考になるのが人材業界の市場規模です。求人数にほぼ比例するこの数値は、リーマンショック時に約40%減少しました。

今回のコロナショックがリーマンショックと同程度の影響になった場合、求人数は6割程度まで縮小することが予想されます。

3月に入ってから、正社員求人の件数は減少傾向※「type」「doda」「エン転職」「マイナビ転職」「リクナビNEXT」の総合転職サイト5媒体による集計データ(出典:HRog)
3月に入ってからは、ITエンジニア募集の求人も同様に減少傾向にある※「type」「doda」「エン転職」「マイナビ転職」「リクナビNEXT」の総合転職サイト5媒体による集計データ(出典:HRog)

ただ、エンジニア求人に関しては、今後また劇的に数が減ることはないと考えています。

次ページエンジニアの圧倒的な売り手市場は今後も続く
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