新型コロナで「婚活市場」も変化を迎えている 会えないなら結婚しようというカップルも

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新型コロナウイルスによる影響で婚活自体が難しい中、チャットで親交を深め「会えないなら結婚しよう」と決断するカップルも(写真:recep-bg/iStock)
新型コロナウイルスで世の中が混乱している中、婚活市場にもその影響が出てきている。予定されていたお見合いがキャンセルになったり、再調整になったり、お付き合いに入っていたカップルが思うように会えなかったりで、婚活自体ができない状況になっている。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声と共にお届けしていく連載。今回は、「ピンチをチャンスに変えた男性」の話を記したい。

緊急事態宣言の夜に会員男性からの連絡

先日、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している現状を受けて、安倍総理大臣が初めての緊急事態宣言を出した。その夜は、テレビもネットもそのニュースで持ちきり。そんなときに、1通のLINEが渡辺陽一(仮名、40歳)から入ってきた。

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「マーさんに今夜、プロポーズをしました。今会えないので電話でのプロポーズでしたが、快く受けてもらいました」

あまりにも突然の報告だったので驚いた。陽一が中国人女性マー(仮名、33歳)と見合いをしたのは、2カ月ほど前のことだ。

9年前の東日本大震災の後に、多くのカップルが結婚したことが話題となった。大きな恐怖を味わい、不安な状況下に置かれた中で、“誰かと一緒にいたい”“寄り添える家族が欲しい”と思い、結婚をより身近に感じるようになったからだ。

しかし、今回のコロナの恐怖は、震災のそれとは類が違う。人と接触することが感染につながるので、人に会ったり、至近距離でコミュニケーションを取ったりすることが制限される。婚活は、会わなければ始まらないし、お付き合いに入っているカップルはデートの回数を重ねて2人の距離を縮めてこそ、結婚につながっていく。

感染が拡大していく中、すでに予定されていたお見合いがキャンセルされたり、再調整になったり、付き合っていたカップルが会えなくなったりと、婚活することが日に日に難しくなっている現状では、結婚を目指すこと自体が難しくなっていた。

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