リモートワークで必須になる意識改革とスキル 業務の指示や関わり方を変えるチャンスだ

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オンライン上でのコミュニケーションがうまくいかず、トラブルになったり、ミスにつながるといったケースが増えているようです(写真:polkadot/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

新型コロナウイルスの影響で、直接会う機会が減り、メールだけのやり取りに偏ってしまったり、リモートワークの機会も増え、相手とのやり取りをオンライン上で行うことも多くなっていると思います。そんな中、意思の疎通がうまくいかずにトラブルになったり、すれ違いに気づくのが遅くなりミスにつながるといったケースが増えています。

リモートワークへの意識改革ができていない

その原因の1つは、リモートワークに対する意識の差です。やはり、まだまだオンラインを通じての取り組みに否定的な傾向があることは否めません。家にいる=仕事をしていないというようなイメージを持つ管理者も多くいます。

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「営業は、足を使え」「残業は、美徳」「少々具合が悪くても仕事をすることに熱意を感じる」といった根性論的な考え方が残念ながら根付いている職場も多いのです。今回の件に関しても、とくに3月中までは、在宅ワークを申し出ても、「何をぬるいことを、うちは通常どおり」と言われてしまうといった声もたくさん聞きました。

こうした考えの組織が、急遽、在宅ワークに切り替えたところでうまくいきません。なぜなら、意識改革が行われたわけではないからです。結局、「詳しいことは後で」「結論は、出社してから」と仕事が後回しになり、どんどん案件が暗礁に乗り上げていくといった事例や、承認印がもらえないために、決済が行えず、まったく業務が進まないといったことが起こっています。

ファイルを共有していないために、出社しないと仕事自体ができない、ということもあります。こういった社内インフラの整備がまったく整わずに見切り発車で在宅ワークになってしまうと、結局何もできなかったり、やむをえず出社するということにもなりかねません。意識改革が進まないままだと、周りが振り回されてしまいます。いまこそリーダーの方々には、柔軟性が問われると思います。

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