成績がぐんと伸びる子が持っている2つの「力」 難関中を目指すなら学力より先に習得したい
勉強より先に身につけさせたい2つの力
私が子どもたちの指導をしている中で「この子は伸びる」と感じるのは、「さまざまなことに興味関心が持てる子ども」、そして「何事にも粘り強く取り組める子ども」です。こうした姿勢を持っている子どもは成績も確実に伸びます。
さまざまなことに興味関心を持っている子どもには、たいてい「知識欲」があります。知らないことに出合ってもそれを負担だとは感じず、新しい知識を得たり理解したりすることを「楽しいこと」だと思えるのです。
そういう子どもは、授業中であっても感動したり感嘆の声を上げたりします。これは心が動く学習をしている証拠。ですから詰め込まれた知識ではなく、自然に吸収した知識として、定着度も非常に高くなります。
一方、粘り強く取り組める子どもは、粘り強く取り組んだ先には「達成感」や「面白さ」が存在することを勉強以外のお稽古ごとやスポーツなどですでに経験してきています。競争心も加わることで、何事に対しても頑張り抜こうとする意識を持っているのだと思います。
どちらの姿勢も、子どもが自ら知識を増やし、考えたり試行錯誤したりする力を伸ばすことにつながるため、その興味や対象が「勉強」に向いた途端、加速度的に学力を伸ばしていくことになります。
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