提出物の期限を破ると昇格・昇級に悪影響の訳 上司は大目に見ても、人事は厳しく処理する

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業績のいい社員なら「成果」によって支給額が決まるボーナスが減額されることはないかもしれません。しかし「行動」に問題がある場合は、基本給を抑えて昇給させない、という措置が取られます。

また、組織に不適格な人間を昇進させる会社はまずありません。組織のルールを守らず、他人にストレスを与え、周囲に協力しない。そういう社員を昇進させたら、会社がそれを認めることになってしまうからです。

業績がよければ、たとえ問題のある社員でも会社側も雇用しているメリットがあります。しかし、業績が落ちたら、会社にとって有害なだけの存在と見なされるようになります。

その後に待っているのは、退職勧奨やリストラです。

「経費の精算なんて、ちょっとくらい遅れても平気」

そんなふうに甘く考えていると、昇給も昇進もできなくなり、絶望的な未来が待っています。経費精算に限らず、異動希望などについて意思確認を行う「自己申告制度」のアンケートなどに記入がない社員も、「やる気なし」と判断されます。たった1枚の書類であっても、組織で働くうえでは極めて重要なのです。

提出物の期限は守り、不備のない記入を

仕事は実力がすべて、提出物で判断されるなんてバカバカしい。そう思う人もいるでしょう。それなら、会社を辞めて独立すればいいのです。他人に迷惑をかけても許されるほどの業績を上げられる人なら、独立しても成功できるかもしれません(でも本当は、独立したほうが、このような「お約束事」はきっちり守らないと、仕事が来なくなってしまうんですけどね)。

いずれの道を選ぶにしても、提出物の期限を守って、不備のないように記入しましょう。ささいなことかもしれませんが、そんなことがあなたの将来のためでもあるのです。

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アルファポリスビジネス編集部

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