これで寝不足解消!ぐっすり眠る6つのコツ 睡眠不足は万病のもと!

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心の不調も見逃さない

一般的に、まじめで責任感の強い人は、期末の多忙な時期に頑張りすぎる傾向がある。睡眠衛生を心掛けても、つい仕事を優先しがち。「私に任せてください!」と張り切り、周囲からの信頼も厚い。しかし、睡眠不足の状態が続くと、心身にひずみが生じる。結果として、いつもならば難なくこなせたことが、はかどらないことも……。そこで無理を重ねていると、心の病に発展しかねない。

「3~4月にかけて、頑張りすぎて燃え尽き、うつ病になってしまう人はいます。うつ病は不眠に加えて食欲不振が伴うのが特徴です。眠れない、食欲がないといった状態が続くようならば、医療機関を受診しましょう。放置していると、うつ病の症状はどんどん悪化します。上司などの職場の人も、ご家族も、見逃さないようにしてください」(同)。

もうひとつ、今の時期、人事異動で仕事内容や上司が変わるなど、環境の変化によって起こる適応障害も起こしやすい。うつ状態や強い不安感、不眠、起床困難、出社時の吐き気、頭痛など、さまざまな症状が伴う。

「うつ病は、発症しやすい基本性格がありますが、適応障害は、大きなストレスを受けたときには、誰にでも起こりえます。ストレス環境が変わることで症状も改善しますが、職場環境を自ら変えることは難しい。心身に不調を感じたら、産業医などに相談してみてください。また、単なる寝不足という人も、不眠状態を放置することで、肩こりや頭痛、肥満、生活習慣病の悪化など、不健康な状態は加速します。睡眠衛生を見直し、寝不足を放置しないように、心掛けていただきたいと思います」と、林田院長は話す。

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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