2カ月でパソコン販売6万台! 年商2000億円「大学生協」の強さのヒミツ


 わずか2カ月でパソコンを6万台売り切る。そんな小売業者は世界中探してもあまりいないだろう。全国大学生活協同組合連合会(以下、大学生協連)は毎年3~4月にかけてパソコン6万台を売り切る。「春は、パソコンだけで100億円以上の売り上げが上がる」(和田寿昭・大学生協連専務理事)。

大学生協連の総供給高(売り上げ)は年間2000億円を超える(下表)。年商2000億円規模の流通業者といえば、エーエム・ピーエム・ジャパン(1955億円、2008年度)、東急百貨店(2323億円、同)のクラスに匹敵する。

大学生協連は、全国の4年制大学765校の3割弱で展開している大学生協の全国組織に当たる。学生組合員数は130万人、全大学生の40%を占める。「構内という閉ざされた市場を独占できてうらやましい」(首都圏の大手家電量販店)という恨み節も聞こえてくるほどだ。

ただ、大学生協の強みは構内市場を独占していることだけではない。


賃貸料ゼロ、仕入れ窓口一本化で競争力アップ

今春、九州の国立大学に入学したA君。大学で必須のパソコンを購入したのは大学生協の店舗だ。「価格は街の電気店と遜色ない。どんな授業、どんな研究に、どのパソコンがいいか、売り場で先輩がアドバイスしてくれたのも購入を決めた理由」。

関連記事
トピックボードAD
  • 女性の美学
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • なにわ社長の会社の磨き方
  • 高城幸司の会社の歩き方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
携帯料金は4割下がる?<br>「高い」の根拠を徹底検証

菅官房長官の「4割下げられる」発言の数値的根拠は正当か? やり玉に挙がるキャリア3社の携帯通信料金の解明に担当記者が挑む。結論は「高いとはいえないが、キャリアは儲けすぎ」。取られすぎと感じる人必読の渾身リポート。