東大ジェンダー学者の戦略的イクメン化計画

育児で男にできないことなんて、何ひとつない

アベノミクスでも注目を浴びる、「女性の活用」。一見、聞こえのいいこの言葉、実は大きな問題をはらんでいるという。本連載では、そんな「男と女」にかかわるさまざまな問題を、異色の男性ジェンダー論研究者が鋭く斬る。
子供の成長を見守るのは、とても幸せなことです。(撮影:M.Uchida)

男性の育児参加が当たり前の昨今、さすがに「イクメン」という言葉を知らない人はいないですよね。でも、何をもって「イクメン」と言うのでしょう?

お子さんのいる男性のみなさんは、ご自身を「イクメン」だと思っていらっしゃいますか? 逆に「俺はイクメンだ」なんて言ってしまって、パートナーの地雷を踏んだりしてませんか? 「これから子育て」というみなさんは、育児にどうかかわろうと思っていらっしゃいますか?

先日珍しく、イベント会社から出演打診の連絡がありました。イクメンのイベントとのこと。自治体などからの講演依頼はよくあるのですが、イベントというのはあまり経験がなく、でも、二児の父親として、子育てならけっこうやってきたつもりなので、とりあえず話を聞いてみることにしました。

子育て中の芸能人も一緒に参加するんだそうです。民放のテレビに流れるのはイヤなので、それさえなければ少し詳しく説明してくださいと伝えたところ……。

次ページその程度で、イクメン?
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