最新「スティック型掃除機」の今買うべき3選 選ぶべきポイントは「吸引力」から「軽さ」へ

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また、「V8 Slim」はただ軽くなっただけではなく、「V11」よりも延長ホースが短くなっており、背が低い人にも使いやすくなっていたり、ヘッドを持ち上げても軽いため、高い場所の掃除がしやすくなっているのだ。

ダイソンは4月にも軽量モデルとして「Dyson V7 Slim」を発売しているが、大きな違いはモーターと、ソフトローラーヘッド。「V7 Slim」には従来モデルと同じヘッドが付属しているのに対して、「V8 Slim」は新開発のコンパクトなソフトローラーヘッドを搭載しているのだ。ヘッド自体の高さが違うため、ソファーの下などにも入りやすく、より掃除しやすくなっている。

吸引力(の持続性)ではなく、新たに軽さと使い勝手のよさをアピールしたダイソン。実際に手に持って掃除してみたが、これまでのモデルとは異なり非常に軽くスムーズに掃除ができた。「Dyson V8 Slim」はまさに日本の住宅事情にマッチしたスティック掃除機なのだ。

吸引力と軽さを両方追求したパナソニック

これまでスティック掃除機ではあまり目立つ製品を発売できていなかったパナソニックだが、2018年にフルリニューアルして発売したのが、「パワーコードレス」シリーズだ。

「パワーコードレス MC-SB30J」実勢価格3万5510円(写真:パナソニック)

このモデルの特徴はなんといっても強力な吸引力。目に見えないホコリまで“見える化“してくれるクリーンセンサーを搭載しており、微細なハウスダストまでしっかりと掃除したいというユーザーに重宝された。しかしそのぶん重いという声も多かった。

その声に応える形で2019年10月に登場したのが、「パワーコードレス MC-SB30J」だ。新小型モーターを搭載し、本体質量2kg以下の自社モデルの中では最も高い吸引力を実現している。

使用時質量は1.6kgに抑えられており、実際に手に持ってみても軽い。モーターやダストビンがハンドルの下側についているため重心も安定しており、歩くときに自然に手が前後する動きで掃除機を動かすことができた。

実際に使ってみて便利だったのは、壁際のゴミをしっかりと取れることだ。これはヘッドに壁際集じんのための機能がしっかりと搭載されているためだ。部屋の隅ギリギリにたまったゴミを吸いとるためにヘッドを交換するといった手間が省ける。

また、本体底面に「壁ピタゴム」を配置しており、掃除の途中で壁のどこでも本体を安定して立てかけられるのも便利だった。ただし、連続駆動時間は決して長くない。標準モードは約20分、HIGHモードでは約6分の使用時間となる。このため一度に複数の部屋を掃除するという使い方には向かず、部屋ごとにピンポイントで掃除するスタイルになっていくだろう。

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