「コネ採用」軽視する社員が見落とす超メリット

紹介会社よりも「人脈を頼る」時代が来ている

数年前から人事や採用の世界で流行している「リファラル採用」。効果が出ている理由とは? (写真:andresr/iStock)

一般の方は「リファラル」と聞いて、「なんのこっちゃ」と思うことでしょうが、人事や採用の世界においては数年前から1つのバズワード(流行語)となっています。

「リファラル(referral)」を日本語に訳すと、「紹介」という意味になります。英語で言うと、さも新しいことのように聞こえますが、要は昔からある「コネ採用」です。ただ最近、人手不足で採用に苦しむ企業にとって同手法がとても効果があることがわかってきたので、新しく名前をつけて推進しようとしているわけです。

「昔のコネ採用」と「今のコネ採用」の違い

今のコネ採用と、昔のコネ採用では異なる部分があります。就職希望者のコネが採用に有利に働くようなことはありません。あくまで企業が「コネクション」を使って、採用の候補者を集める、ただそれだけのことです。集めた候補者は通常の採用基準で普通に選考されます。企業にげたを履かせてもらうようなことはありません。

では、何を期待して、「コネ採用」=「リファラル採用」をさまざまな会社が取り入れているのでしょうか。実は単純な話で、これまでかなり長い間、当たり前となってきていた「採用広告を出したり、人材紹介会社依頼したりして、応募してくる人を選考する」という「待ちの採用」の効果がどんどん薄れていることが背景にあります。

「広告を出しても人が来ない」なら、「こちらから攻めていく」必要があります。その1つの手法として「じゃあ、まずはうちの社員や内定者の周りの人を紹介してもらってはどうか」となったところ、「リファラル採用」が意外に効果があることが判明したため、はやっているわけです。

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